2025年6月28日 / 最終更新日 : 2025年6月28日 bible-john にゃんこのバイブル 第18回 泥中の蓮 泥中の蓮 ●蓮 「こらアカンッ」。久々の帰省、昔よく行った古刹で紫陽花でも、と思って調べてみた。開花時期は的中、見事に咲き乱れて“千紫万紅”なのだが、入場料も千紫万紅(どんな値段や?、営業妨害になるので伏せます)、貧民は […]
2025年5月30日 / 最終更新日 : 2025年5月30日 bible-john にゃんこのバイブル 第17回 朝顔 朝顔 ●朝顔 そろそろ梅雨入りやな、「朝顔の種でも」と何年か前に思ったことがある。結局、何もせんかった。何故か?、そう、支柱が要るらしい。ただそれだけ、まあ邪魔くさがりにはそれがネックとなる。 そういや源氏物語には「朝顔 […]
2025年4月29日 / 最終更新日 : 2025年5月10日 bible-john にゃんこのバイブル 第16回 迷える子羊 迷える子羊 ●えらいこっちゃ えらい高いやん!、いや、関西万博のことやありません。お米です。エンゲル係数も高こうなっとるらしいけど、こんなん、一体誰が予想しとったやろ。つい最近まで知人からA5ランクの新米(未精米)10k […]
2025年3月24日 / 最終更新日 : 2025年3月24日 bible-john にゃんこのバイブル 第15回 遠くて近きもの 遠くて近きもの ●彼岸 「“ぼたもち”と“おはぎ”の違いは?」。安価な食材物色に没我する僕の嗅覚を誘う広告文。「ん、お彼岸セールかいな、はて、どう違うんや」と顎を突き出す。そう、遠近メガネ愛用者のそれと判る仕草。「ぼたも […]
2025年2月24日 / 最終更新日 : 2025年3月24日 bible-john にゃんこのバイブル 第14回 明日に架ける橋 明日に架ける橋 ●倭建命 津市の我が草庵、時々来客がある。「三重県は修学旅行以来ですね」と仰って下さる方もいるが中には「三重県は初めてです」と平気な顔で宣う御仁。大抵は伊勢が三重県にあるとの認識が欠如している。松阪牛や伊 […]
2024年12月25日 / 最終更新日 : 2024年12月25日 bible-john にゃんこのバイブル 第13回 今、甦る手紙 今、甦る手紙 ●代書屋 “出さない”人が40%超えたそうな。そらそや、ベルトコンベアー式で量産、規格化した年賀状、出すのも貰うのも、もう“終いや”いうのも頷ける。そういや山妻は我が老母の賀状書きに没我しとる。そんでええん […]
2024年11月25日 / 最終更新日 : 2024年11月25日 bible-john にゃんこのバイブル 第12回 ソウルフード ソウルフード ●おせち 「何やっ、おせちのチラシかいな、ポイッ」。ポストから新聞を取り出すのが朝一の日課。広告は一瞥もせん、、、はずが、その日に限って鮮やかな色彩に視線が屈折した。やれやれ、一体いつ頃からおせちは“売物” […]
2024年10月18日 / 最終更新日 : 2024年10月18日 bible-john にゃんこのバイブル 第11回 月と兎 月と兎 ●中秋の名月 ようやく芒が、と秋の足音が聴こえた時、中秋の名月はとっくに背後に遠ざかっていた。月を愛でるのも「今は昔」となった感がありますね。今回は「源氏物語」ではなく「今昔物語」から月と兎の話を紹介しましょう。 […]
2024年9月11日 / 最終更新日 : 2024年9月11日 bible-john にゃんこのバイブル 第10回 傘 傘 ●絵巻に象徴された傘 「えらいこっちゃ、土砂降りや、傘あらへんがな」。初秋の篠突く雨、よく見る情景です。余計なもんは携行せん主義、出先で雨に遭うとホンマお手上げ。日本では一体、いつ頃から傘を使うようになったんやろか。 […]
2024年8月15日 / 最終更新日 : 2024年9月11日 bible-john にゃんこのバイブル 第9回 目は心の窓 目は心の窓 ●鳴かぬ蛍 「おおっ、ホタルや」、夕暮れ時、散歩道を遮る仄光が宙を舞う。賑やかな花火もええけど無音の幽光漂う寂寥感も夏の風物詩や。 さて、“蛍”と言えば源氏物語、玉鬘求婚譚(第25 蛍)。五月雨(梅雨)の頃、 […]